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わたしは家裁調査官

わたしは家裁調査官
藤川 洋子
わたしは家裁調査官
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 238063位
おすすめ度:
発売日: 1996-12
発売元: 日本評論社
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純粋な非行少年たち
家裁調査官の面接を受けるさまざまな非行少年たち・・・最後まで読み終えると、どの子も皆愛おしく心が痛む思いでした。調査官という職業がこれほど生身の人間臭い仕事だとは全くの予想外でした。ここに登場してくる少年たちは自分自身の責任とは別のところで発生した歪みを背負いこんでしまった為に自暴自棄となり罪を犯し逮捕される。著者はそれを「SOS!」と受け止め、それぞれの家庭の絡まった紐を解いていくように少年やその家族の心もほぐしていく・・・この著者のような気持ちで問題児(いじめ、不登校、非行など)と向き合える先生が今の学校には必要なのでは・・・とも思えてなりませんでした。

著者の暖かい眼差しが感じられる本
 家庭裁判所調査官である著者が、さまざまな少年犯罪と関わってきた、その事例を具体的に語っている本であるが、堅苦しい法律や犯罪を扱う本ではない。どの事例からも、犯罪を犯した少年少女一人一人、および彼らを育てた周囲の環境と正面から向き合おうとする著者の、真剣で暖かい眼差しが感じられ、それが間接的に社会や家族のあり方に対するリアルな問題提起となっているのだ。法律の本というよりは、心理学の本と言っていいのではないかと思うぐらい、「心」について考えさせられる本である。

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