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「裁判官」という情ない職業―貧困なる精神O集

「裁判官」という情ない職業―貧困なる精神O集
本多 勝一
「裁判官」という情ない職業―貧困なる精神O集
定価: ¥ 1,155
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人気ランキング: 372395位
おすすめ度:
発売日: 2001-05
発売元: 朝日新聞社
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日本の裁判
現在日本の司法の現場はどうなっているのか? 関心のある方にご紹介させていただきます。著者は本多勝一氏ですからかなり辛口ですが、考え込まされてしまう内容です。

私は本書を読んで、かつて「正木ひろし」(1896?1975)という弁護士がいたことを思い出しました。戦時中は公然と軍国主義を批判し、戦後は冤罪事件専門の弁護士になりましたが、その裁判制度のあり方や法曹界の堕落を告発する徹底した姿勢が職場である法曹界からの反発を招き、弁護士会においても正木支持は少数派だったそうです。丸正事件(一韓国人と一日本人が強盗殺人犯に仕立て上げられた)との関わりで逆に「名誉毀損」で起訴され、2度の有罪判決を受け、上告中の1975年に生涯を終えました。

本多氏・正木氏に対する執拗なバッシングを傍から眺めている者の一人として、私はそこに「出る釘は打たれる」以上のものを感じます。私(たち)は本当は、反骨の弁護士や新聞記者はフィクションの世界だけでいい、現実に存在すると迷惑だ、とでも思ってるんじゃないか? でも、裁判所に「正義」を期待することができないとしたら? 本多勝一氏が嫌われるのは、本当のことを言い過ぎるからなのかなあ。

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