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核武装なき「改憲」は国を滅ぼす

核武装なき「改憲」は国を滅ぼす
片岡 鉄哉
核武装なき「改憲」は国を滅ぼす
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
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おすすめ度:
発売日: 2006-10
発売元: ビジネス社
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安倍内閣への大いなる期待
憲法改正および核武装を正面から見据え、日本の取るべき道筋を論ずる
一書としてお勧めします。戦後60年経て内外の環境変化から日本も漸く
憲法改正と核武装を論議できる雰囲気が徐々に醸成されてきました。著
者は、北朝鮮は必ず核大国になる。ブッシュ政権が続く間に「憲法改正」
を急ぐべきと提言します。憲法改正、核武装、天皇制の強化による自立
国家の確立こそが米中のダブル搾取から日本を解放するのだと。一方、
著者はA級戦犯の分祀を提言しますが、この点は甚だ同意できません。
1953年8月3日に衆議院本会議で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関
する決議」が可決されています。日本国にA級戦犯は存在しないのです。

ラディカルな改憲論
改憲論者は数多くいますが、最もラディカルな論著ではないでしょうか。
著者の主張は多岐にわたりますが、主要なものをピックアップすると、

1 アメリカに依存している国防を自立したものにすること。そのためには、改憲が必要である。
2 自立した国防を目指す以上、東亜の安定のためにも、国際的な発言権のためにも、核武装が必要である。
3 改憲すれば、自衛隊は軍隊となり、国民の国防意識は高まり、国の為に命を棄てる人を英雄とたたえる、「普通の国」となる。
4 天皇を単なる象徴ではなく、英国の王(女王)のように、多少とも実質的な権能を持たせることが、カリスマとしての天皇制を維持する上で、必要である。
5 靖国神社のA級戦犯は分祀すべきである。

著者が恐れているのは、2008年のアメリカ大統領選挙において民主党が勝ち、ヒラリー・クリントンが大統領になることです。そうなると、アメリカは中国寄りの政策に変わり、日本に不利益がもたらされます。そうなると日本の改憲は不可能となります。そうなる前に、安部首相は改憲をしておかなければなりません。

概ね首肯できる内容ですが、中国からの批判を封じるために、ということでA級戦犯分祀をするのは、いかがなものかと思います。これは他国に言われるから、ということではなく、国内の問題として考えなければならないことだと思います。ということで星は4つ。

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