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民法〈4〉親族・相続

民法〈4〉親族・相続
内田 貴
民法〈4〉親族・相続
定価: ¥ 3,675
販売価格:
人気ランキング: 85943位
おすすめ度:
発売日: 2002-07
発売元: 東京大学出版会
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内田民法の中では最も堅実だが……
★結論
 本書は、内田民法の中では最も堅実だが、その反面、最も凡庸とも言える。
★長所
 従来の家族法の本に比べると格段に読み易くなっている(この読み易さという点は内田民法全体に共通する長所である)。
 具体的には印象深い事例が多いという点や、文章が平易であるという点が挙げられる。
★短所
 思考・表現が若干偏っている。
 特に、事例を面白くする為か、実際の事案の男女を交換させている(例えば、夫が浮気した事例を妻が浮気した事例に変えるようなこと)が、やや問題があろう。
 もともと家族法の解釈はどうしても、その著者の人間観が露見するものではあるが、本書の場合、財産法の部分(特に民法2の不法行為法の部分)との整合性がとれていない。具体的には妻の労働等に対する評価の部分等。
★試験的有用性
 中途半端である。詳細な議論を学びたいのであれば、大村先生の『家族法』、潮見先生の『相続法』の方が良い。
 ただ、とりあえず勉強したいのであれば、大村先生・潮見先生の著書よりは本書をお薦めする。

内田民法の家族法
この本は、民法学を非常に分かりやすく、たくさんの人に広めたという点では大変、貢献をした本である。横書きという、出版当時としては、画期的な執筆方法もなされているし、図や色においてもたくさんの工夫が見られる。
 しかしながら、何点かは、気をつけねばならない点もある。
 まず、第一に、内田教授が採られている説の中には、学会の中では少数説であるものも多数存在することである。権威の学問といわれる、法律学において、内田教授の著書は既に、権威を得ていると考えられなくはないが、やはり少数説を、そのまま司法試験や、その他試験でそのまま使えるかどうか、という点では甚だ疑問である。特に、本書の親族、相続法における説は、学会でどの程度認められているか、疑わしい。
 第二に、この本は、あくまでも学術のために書かれている、という点である。それはつまり、典型的な事例などについては、細かく説明がなされているが、個々の事柄の細かい要件や、実務において必要となるであろう知識は、大変簡略化されて書かれている。
 しかしながら、この本は、読んで損をする本ではない。それは、他のレビューで見られるように、多くの絶賛を受けていること、大変に、売れていることからも明らかである。

内田民法の家族法
この本は、民法学を非常に分かりやすく、たくさんの人に広めたという点では大変、貢献をした本である。横書きという、出版当時としては、画期的な執筆方法もなされているし、図や色においてもたくさんの工夫が見られる。
 しかしながら、何点かは、気をつけねばならない点もある。
 まず、第一に、内田教授が採られている説の中には、学会の中では少数説であるものも多数存在することである。権威の学問といわれる、法律学において、内田教授の著書は既に、権威を得ていると考えられなくはないが、やはり少数説を、そのまま司法試験や、その他試験でそのまま使えるかどうか、という点では甚だ疑問である。特に、本書の親族、相続法における説は、学会でどの程度認められているか、疑わしい。
 第二に、この本は、あくまでも学術のために書かれている、という点である。それはつまり、典型的な事例などについては、細かく説明がなされているが、個々の事柄の細かい要件や、実務において必要となるであろう知識は、大変簡略化されて書かれている。
 しかしながら、この本は、読んで損をする本ではない。それは、他のレビューで見られるように、多くの絶賛を受けていること、大変に、売れていることからも明らかである。

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