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イギリスにおける市民的自由の法構造

イギリスにおける市民的自由の法構造
倉持 孝司
イギリスにおける市民的自由の法構造
定価: ¥ 5,775
販売価格: ¥ 5,775
人気ランキング: 875653位
おすすめ度:
発売日: 2001-06
発売元: 日本評論社
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自由と人権に関する必読の書
日本では、民主主義に関しては、社会より憲法の方が進んでいる面がある。実社会で自由と人権を守るためには、憲法を擁護し、これを社会に生かさなければならない。だが日常生活における個人の自由保障は、具体的にはどのようにすればいいのか。本書は、この点を鋭く問題にしている。本書が扱う「イギリスの法構造」では、書かれた規範があって自由があるのではなく、自由があって実社会の規範がある。人権は人の存在と同じように根源的なことである。あたかも人が病気に陥ってはじめて健康に気づくように、自由は、これが侵害され司法の救済を受けたとき初めて姿をあらわす。本書は、このような人権擁護の「イギリス的処理方法」について詳しく説明している。ここを読んだ者は、日本社会進化の必要を痛感するだろう。だが著者は、イギリスの自由(=健康)も万全ではなく、最近サッチャーなどの独裁的政治家の登場によって、問題をはらむようになったと指摘する。最近はイギリスでも努めて自由を擁護せよという意見が強くなっており、結局「人権法」が制定されるようになったという。この変化についても、イギリスの古典的な研究や、重要な判例を網羅しながら、説明している。日本における「人権法」の整備も必要であり、本書は、その意味でも、自由と人権に関する必読の書である。

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