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信託法入門 (日経文庫 D 32)

信託法入門 (日経文庫 D 32)
道垣内 弘人
信託法入門 (日経文庫 D 32)
定価: ¥ 1,050
販売価格: ¥ 1,050
人気ランキング: 114217位
おすすめ度:
発売日: 2007-05
発売元: 日本経済新聞出版社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

いい本だと思います。
私は旧信託法を少し前に勉強して以来すっかりご無沙汰していたのですが、読んでとても良い本だと思います(信託を利用したスキームにかかる契約書の実際のイメージとも重なってきますね。)。信託法改正に伴い色々な本が出ていますが、改正直後となるとどうしても、書かれる内容はきっちりとした解説を専門家向けにという観点(ドラフティング等のためのコンメンタールとしての使用目的等)でおそらく書かれているためか、気軽に読むには適しないように思われます。そこで、まず、この本を読んだのですが、正直とても良く書かれていておすすめです。このような記載方法は、読みやすく親しみやすいものでありながら、自分で考える材料としてもなかなか良いのではないかと思いました。この本で先生は「信託の本質」について考えることについて触れられていますが、過去から現在(今回の主な改正目的であると思われる流動化等に適した制度に?)、そして、将来へとまだまだ信託法の「姿」は変わるはずのものだと思います。これまで「信託」は我が国では一部のプレーヤーが、各種取引で主に使ってきただけですが、今後更に広い分野にそしてより多様な姿で、私達の生活を支えるかも知れません。そのためには、私達一人一人がこの「制度」を自分なりに捉える必要があると思います。その意味で、「知識」的側面よりも基本的な「考え方」をできる限り示そうとしているこの本のような本は貴重だと思います。内容の信頼性については、最新の実務にも通じている高名な大学教授(理論的な理解も深い)が平易な文体で基本的な考え方を示してくれているので、高いと言って良いでしょう(ただ、まだ確認していませんが、法律を説いた本の場合、争いがありうるところで、自説に依拠してそれを当然の前提として書かれる場合もありますので、読む際には、常に「絶対的なもの」(これまでの日本の教育のような人の頭の中にある答えを当てるようなイメージ)としてではなく、こういう考え方以外にも考え方はあるそうだけど。。という観点から読むことは必要なのでしょう。

なぜ今この法律が改制になったかといったあたりから
信託法の本はなかり出回っていますが、改制内容の説明ばかりです。
本書には託法が日本に入ってきた歴史的経緯と、なぜ今改制になったのか
といったあたりが詳細に書かれています。

社会状況変化と、この改制が今後日本社会にどういった影響を
及ぼす可能性があるのか知るために非常に参考になる内容だと思います。

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