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「投資バカ」につける薬 (講談社BIZ)
山崎 元

定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 54123位
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発売日: 2006-04-21
発売元: 講談社
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辛辣な「買ってはいけない」論
いわゆる「金融商品を買ってはいけない」系の内容。
ただそれぞれの主張に著者独自の辛辣な説明が施されており退屈しない。「チャート分析を理由にすれば、その企業の内容を知らない人間でも売買のタイミングについて意見を持てるようになる」「必勝法と自慢話は違う」「金(Gold)は金利や配当がない、働かない美人妻のようなもの」等等。
なかでも「異なる業種の銘柄を均等に…」まではPF理論として他でもよく聞くが、それらを「ボンヤリと(中長期)保有しているような」状態が証券会社に無用な取引手数料を払わずに済む賢い方法だという指摘はユニークに感じた。
ま、結局のところ売る側もボランティアではなく「儲けるために」やってるんですからそれを理解して勘案しないと痛い目に遭いますよ、ということ。挑発的なタイトルもこの本を売るための戦略と考えれば醒めてしまうが。
冷静に読みましょう!
銀行などの手のひらの上でコロコロ転がされている素直な消費者への警告書です。
正直ちょっと批判しすぎ&意見が偏りすぎな部分がありますがかなり広範囲な商品を扱っており投信から外貨や株・REITまで触れています。「投信にだまされるな!」という類の本は多数出版されていますがこれだけ広範囲な商品について言及している書籍はなかなかないのではないでしょうか。
全体構成としては、消費者の思い込みを1つずつ打破していく構成になっています。そのため全体を読み終わった後に「じゃあ、結局どの商品/投資方法が良いの?」という思いが残ってしまうかもしれません。一応ところどころで著者の信じる「正解」を述べているのですが本文のいたるところに点在している状態であるため主張がつかみにくくただの批判本という印象を受けやすいのではないでしょうか。
一応著者の思うところの「正解」は書かれています。が、この手の本はやはりたくさん読んで消費者が知識をつけそれぞれの著者の主張から自分なりの正解を見つけだすことが本当の読み方であろうと思います。そういう意味ではこの本のタイトル「投資バカ」につける薬というのは妥当な気がします。前書きにも書かれていますが、「投資バカ」とはバカという蔑みの意味よりも「投資でバカを見ているバカ正直な消費者」という意味合いの方が強いと思われます。「バカとは何だ!」と怒ってしまうのではなく冷静に内容を吟味できる方こそが自分なりの正解を見つけられる判断力を持っているのではないでしょうか。この本を含め、多くの金融本から少しずつ正解へのヒントを得られるようにしたいですね。
投資バカとはいったい誰のこと!!!
投資バカにつける薬とはとても挑戦的なタイトルですね。コストの安い日本株や個人国債を買うことがそんなに素晴らしく、投信を買うことはそんなにバカなのでしょうか。
私は、投信を買った、投資経験も人生経験も豊かなシルバー層の方々の見識の高さに敬意を表したいと思います。
世界には魅力的な投資対象がたくさんあるにもかかわらず、最も利回りの低い日本国債と最も上昇しなかった日本株に投資をしたら賢い選択だったのでしょうか。
金利も高く、通貨も上昇した外債ファンド、成長著しい中国株、インド株ファンド、日本株よりも上昇した外国株ファンドに投資したシルバー層の方々のほうが賢い選択をしたと言えるのではないかと思います。
筆者は、本当にコストの安いネット証券で、日本株を買って儲かったでしょうか。今度、セミナーでお目にかかったら是非とも質問してみたいと思います。
でも、投信批判本は売れ行きが良いので、筆者は極めて賢い投資(著作)行動を行ったといえましょう。
それでは、薬が必要な投資バカとはいったい誰のことなのでしょうか・・・・・・・。
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