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法的対話論―「法と対話の専門家」をめざして

法的対話論―「法と対話の専門家」をめざして
大沢 恒夫
法的対話論―「法と対話の専門家」をめざして
定価: ¥ 3,675
販売価格: ¥ 3,675
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発売日: 2004-11
発売元: 信山社出版
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法学徒はぜひとも読むべきである。
 著者は、私の高校、大学、弁護士の先輩である。一緒に民事事件も、刑事事件を何度もやったこともあるし、日ごろお世話になっている方である。弁護士として極めて有能で、その法廷戦術の見事さも、一緒に仕事をするものとして、感服していた。
 他方、著者は、もともと、学者肌のところがあって、忙しい弁護士業務の最中、外国留学したり、大学院に戻ったりもしていた。

 その結果、一つの到達点として、対話による法律紛争の可能性を探求したのが、この本である。訴訟の世界では、証拠の出し合いと、証人尋問、これらを如何に裁判官に有利に見せるかの書面の勝負で、そこには、紛争の当事者の出番は少ない。
 比較的、当事者が加わる調停においても、現状の運用は、基本的に扮装の当事者を同席させず、調停委員が別々に話を聴いて、それをあ入れ方に伝えながら、話をまとめていく。同席させたら、喧嘩になる可能性があるからだ。
 著者は、真の紛争の解決には、様々な場面での「対話」の必要性を説いている。これは、私の一応の専門分野である犯罪被害者支援においても検討されている問題であるが、果たして、日本人のメンタリティーになじむか、まだ、未確認である。しかし、その可能性を丹念に検証した本書は今後の裁判運用の一つの方向性を示したといえよう。
 ぜひとも法学徒は読んでおくべきである。

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