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演習刑事訴訟法 (法学教室Library)

演習刑事訴訟法 (法学教室Library)
長沼 範良
演習刑事訴訟法 (法学教室Library)
定価: ¥ 2,940
販売価格: ¥ 2,940
人気ランキング: 62843位
おすすめ度:
発売日: 2005-04
発売元: 有斐閣
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

良質な論点集。
1つの設問に対して大体3?4頁ほどの解説がついている。設問は一行問題に近いものや、ごく簡潔な数行の事例問題がほとんどなので、新司向けの問題演習本といった性質のものではない。解説の形式は教師と学生の対話形式をとるものや、新しい制度や学説の展望を紹介したコラムに近いものなど、様々である。

設問の内容に関しては、普通に勉強していたのではまず考えたことも無いような、ちょっと捻ったものや、具体例の当てはめでう?んと考えさせられるものもあるが、どの教科書にも載っているごく基本的な論点を問うている問題も多い。そんな基本的な論点に関しても解説では1.普通の教科書よりもかなり詳しく説明している。2.同じ結論でも、執筆者によって違う理由付けをしている箇所がある。3.既に確立した判例がある論点でも、新しい説を提唱していることもある。

…等の特徴があるので、既に一通り刑事訴訟法の知識がある人が読むと、かえって混乱してしまうかもしれない。まあ、自分の頭で考えるのには良いと思うが、オーソドックスな論点に関する設問はとばして読むのもありだ。「心神喪失の状態にある被疑者を逮捕・起訴できるか?」「被告人の横領事件について、所有者が目的物とともに交付した寄託の趣旨を記載した書面は伝聞証拠か?」これらの問題にパッと答えられなかった方は、是非一読をお薦めします。


よい演習書です
 よい問題は、考え方をよい方向に導いてくれる。本書は『法学教室』紙上に連載された「演習 刑事訴訟法」がまとめられたものである。もともと1頁のコーナーであるから、問題も解説もあっさりとしているが多くのことを学ばせてくれる。

 ところで、「演習」コーナーをまとめたものには、古いところだと田宮裕『演習 刑事訴訟法』、小田中聰樹『ゼミナール刑事訴訟法(下)』、上口・後藤・安冨・渡辺『基礎演習 刑事訴訟法』がある(いずれも有斐閣)。また、単行本にはまとめられていないが、長沼氏の連載開始以前2年に亘り、松尾浩也氏が、刑事訴訟法の原理・原則を一つずつ丁寧に検討している。どれもこれも、そのときどき状況を反映したものとなっている。本書が反映しているのは(あるいは松尾氏の連載も含めてであろうが),原理・原則の再考まで迫る、今日の立法へと連なる背景かもしれない。商法までとはいかないまでも、立法の動きの激しい中で学ぶときに、役立つ一冊だと思う。(なお、井上ほか『ケースブック刑事訴訟法』(有斐閣)の問題を考えるうえでも、参考になる。)

信頼できる演習本
法学教室に連載したものをまとめたもの。
テーマは80余だが複数の著者からなるので
若干重なっているテーマもある。
取り上げられたテーマはいずれも重要なもので
学習上避けて通れないものばかり。
刑訴の学習において条文、判例の重要性が説かれるが
実際に理解しているかどうかを自分で確かめるには
このような演習本はかかせないだろう。
内容が濃く最新の議論まで網羅されているので、
基礎的な部分はすでに学んだ者が
もう一歩突っ込んで考える手段として利用するのがベターに
思われる。
そのため中?上級者むけの演習本といえる。
本書は冒頭にこの本の利用の仕方にくわえて、刑訴の学び方
など座談会として収録されている。

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