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「生きる」という権利―麻原彰晃主任弁護人の手記
安田 好弘

定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
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発売日: 2005-08-06
発売元: 講談社
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反権力
既に述べられている人もいるように左派テロリスト集団へのシンパシーも吐露した書物です。
その点と考えあわせてみると宗教団体とはいえテロをなぜか地下鉄で決行したオウムを弁護する
姿勢も理解できます。
絶対的弱者として日本政府に立ち向かった団体として考えることができます。
実際毛沢東も言うように革命において犠牲はつきものです。
無論反権力側の権力者の家族の犠牲は最小限度に抑えられます。
裁判への遅刻についても光市だけでなくよくおこなっているようで社民の牛歩戦術を
想起しました。
加害者に殺された家族にこそ問題があり殺人をおかした加害者側には常に情状酌量すべき
理由が存在するという一貫した理論は
日本のすべての弁護士がたもっているものと考えてよいでしょう
人を殺してこそ生きる権利・・・権力ではなく自らの力で人を殺し生きる権利を考えるには
好い本です。
家族が殺された時こそ、家族は、他人の生命だけを考える必要があるというメッセージを
権利とともに考えるべきです。
それが今現在1960年の革命に生きる人の課題でしょう。
行き過ぎた死刑廃止思想
オウム真理教の麻原彰晃氏の主任弁護人だった安田好弘弁護士が、麻原裁判における弁護側の言い分と、自分の反省、ならびに弁護記録をつづった本である。
私は、安田弁護士が光市母子殺害事件の弁護人を担当しているということ、また麻原彰晃氏の主任弁護を担当していたということも知っていた。
安田弁護士は死刑廃止運動をさかんに行っており、麻原氏の死刑も廃止しようと考えていたためにマスコミや世間からバッシングを受けていたからだ。
安田氏の考え方は理解できない。
本から安田氏の考え方を知るごとに、憤りを感じるばかりであった。
お勧めします
安田弁護士が自ら関与した事件について書いた本である。
安田の考えかたの根本には、権力を否定する無政府主義の発想があるのだと
いう。そしてそれが死刑回避のための行動につながることになる。
もっとも、安田は死刑事件であるからという理由だけで弁護するのではない。
松本千津夫を初見のときは、嫌悪感しか感じなかったと書いてある。
つまり、本人なりの肩入れしたい価値基準があるのだ。
そして自分が肩入れしたい被告人については死刑回避のため執念を燃やす。
思想や行動は首尾一貫しており、やはり立派な人だと思う。
しかし難点もある。
たとえば誘拐事件について、警察の捜査のせいで犯人が人質を殺害する羽目に
追いやられたなど、どうかと思う考えも述べられている。
そういう面もあるのかもしれないが、被害者の遺族にとってはそれこそ聞くに
堪えないであろう。
本著では犯罪被害者について何箇所も言及があり、安田が犯罪被害について
決して不感症でないことはわかるのだが。
ともあれ、有名な安田弁護士の考えがわかる本であり、関心のあるかたには
お勧めしたい。
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