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民法講義〈4‐1〉契約

民法講義〈4‐1〉契約
山本 敬三
民法講義〈4‐1〉契約
定価: ¥ 5,460
販売価格: ¥ 5,460
人気ランキング: 19905位
おすすめ度:
発売日: 2005-11
発売元: 有斐閣
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

民法教育の野心的な試み
要件事実が書かれているからとの理由でこの本をすすめてくれる人がいるので購入して、一読しましたが、民事訴訟法などが理解できていないと、難しいのではと思います。特にあの表はよくわからないので大江先生の本やら実務家の先生に聞いたりしています。初学者段階でこの本の内容が理解できる人はそんなにいないのではと思います。勿論、山本先生の授業を聞くことの出来る機会のある方にはそんな心配はないと思います。教科書というよりはケースブックの一つと考えたほうがいいです。この本に限りませんが、契約法の教科書だけ読んで契約書がスラスラ書ける人にはお目にかかったことはありません。東のほうの学者があえて実体法と手続法を融合した教科書類を作らず、また担保物権法などの講義を学部段階では契約法や民事執行法・破産法までがある程度つかめる段階になってからにしているのも消化不良を起こさないように教育的な配慮をしているからだと聞いたことがあります。この本は山本先生の野心的なチャレンジの一つなのでしょう。証明責任のことを考えながら実体法が理解できれば言うことはないですが?

基本書、と言うより辞書。
(頭括)
 内田先生もいいけど、解った気になってはイカ
ンのですよ、と言う人がおす本。凝って勉強して
いる人は山本敬三先生と潮見先生とで派閥が分か
れると思うけど、敬三先生はレジュメみたいに箇
条書きっぽくなっているのが特徴。客観的に学説
解説が載ってるけど、その分筋がハッキリしない
。潮見先生の法律の森シリーズは真逆とは言わな
いまでも自説しっかりPRして筋を通してらっしゃ
る感じ。此方も記述が行きとどいとる。好みで選
んだほうがいいかと思う。

(その他)
・ケースが多い。
・基本書と言うより辞書。
・何でものってる気がするが、読んでもイマイチ
釈然としないのは箇条書きチックなレジュメ形式
を採っているせいで敬三先生自身の筋がよくわか
らないからだろう。
・もともと京都大学で授業のレジュメとして原稿
ためてらしたものだそうな。
・総則より遥に厚い。辞書っぷりに磨きがかかっ
てる。潮見先生の「森」の各論が途中で止まってい
るので(売買と贈与)、充分な記述量を持った各論
の本はこれくらい。
・潮見先生のは改訂はやめてしまったくさい。他
のシリーズの執筆に勤しんでらっしゃる(最終は絶
版の不法行為が1999年、債権TUは改訂して2005?
年辺り。今はプラクティスシリーズを書いてらっ
しゃるみたい)敬三先生はアップトゥーデートに改
訂している。

要件事実論との融合
山本敬三の民法講義シリーズは、
学説整理本の最大手(特に錯誤の整理はピカイチとされてます)
ケースメソッドの活用
原則論からの意識的展開
項目の乱立
私見は、本文では述べずに、脚注・コラムで
を特徴としてあげることができます。

本書では
要件事実論との融合
が新たに加わっており、ロースクール対応本です。
ただ、この本はあまりに詳しすぎるので、ロー生としても補助的活用にとどまるのがベターかとも思われます。

さらに、
賃貸借契約は注釈シリーズか?とつっこみを入れたくなるほど、鬼のごとく詳しいです。

最後に、今後、総則も要件事実論を採用した構成になると考えられますので、大きく改訂すると思われます。

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