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憲法とはなにか

憲法とはなにか
櫻井 よしこ
憲法とはなにか
定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 81316位
おすすめ度:
発売日: 2000-04
発売元: 小学館
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

この本に関しては取材不足では?
 櫻井さんは薬害エイズ問題では驚くほど精力的かつ大胆に厚労省や大学・製剤会社の責任追及をなさったように、数少ない本物のジャーナリストといえるでしょう。
 ただ、少なくともこの本に関するかぎりでは、まず結論・持論の展開ありきで、議論が粗いように思います。
 第1に、致命的なことに、「憲法とは何か」というタイトルの問いかけに対し答えていないこと。議論の出発点なのに、漠然とした「この国のかたちを決めるもの」くらいの認識で話を進めてしまっています。憲法は歴史的に人権侵害の常習犯だった国を縛るためのもの(対「国家」制限規範)であることは世界的な憲法学の通説であり、これは護憲・改憲の立場に関係ないはずです。
 第2に、その点を踏まえていないために、「今の憲法には権利ばかりで義務が少ない。だから自分勝手な人間が増えた」という櫻井さんとは思えない主張をしていること。一般の法律(これは対「国民」制限規範)と違って、憲法は国に禁止・命令を義務づけるものなので、権利がメインになるのは当然のことです。そもそも、櫻井さんが好印象をお持ちの明治憲法の義務規定は2つで、現憲法(3つ)よりも少ない点をどう説明するのでしょうか。
 第3に、「押し付け憲法論」の根拠として、ハーグ陸戦法規違反を挙げておられますが、これは既に50年以上前に学会でコテンパンに打ち負かされた少数説にすぎません。今や恥ずかしくて誰も主張できない大昔の少数説を持ち出してきて「目新しさ」と「もっともらしさ」を演出し、一般読者を惑わす手法は問題だと思います。
 これまで積み重ねられてきた議論をベースにして、その上で説得力のある論拠を組み立ててこそ、議論の意義は深まると思います。

あまり参考にならない本
刑法や民法も同様ですが、憲法の問題点をいう前に、憲法の歴史、役割、運用などについての最低限の理解が必要であり、そのためには世界史や公民のレベルからさらにもう一段階踏み込んだ理解が必要になります。たとえば法律は国民を縛るもの、憲法は国家を縛るものといった基本的な立憲主義思想や、人権保障の世界的発展などがその一例です。そのような理解なしに改憲論者の本を読むとトンデモないことになる可能性があります。そういう点を考えると、この本は低い評価をせざるを得ません。正直に言って、憲法批判の本を何冊か読んでうまくレポートにまとめた程度の価値しかありません。この本と、樋口陽一著『個人と国家』(集英社新書)を読み比べてみてください。わたしの言っていることがわかると思います。

真実を誰もが知りたい
占領軍の日本人洗脳のための現憲法を、なぜ、改めようとしない人がいるのか、それは、真理。真実。事実。というものを見ない,見えない、見ようとさえしない。のでしょうね・・残念ながら。
でも、その人でも、地球が、太陽の周りを回っているんだよという真理
には、さからえないのでは。
いいかげんにして欲しいですね、勿論、天も動いてるから、天動説もあたってるけど。

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