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正統の憲法 バークの哲学 (中公叢書)

正統の憲法 バークの哲学 (中公叢書)
中川 八洋
正統の憲法 バークの哲学 (中公叢書)
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 95043位
おすすめ度:
発売日: 2002-01
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ちょっとアナキーかな?
この本はちょっとコメントに困るが、視点自体は面白いと想う。保守主義に関して今まであまり聞いた事のない点(フランス革命系列と英米系列に分けて論じていたり。。)や明治憲法,GHQ憲法などの切り口で日本の憲法を捉えたり。。他の人では絶対論じないだろうと想う切り口があり新鮮と言えば新鮮だと思うが。。少し論旨が偏っていたり誇張表現が多い様に想う。この為、世の意見に対しての「アンチテーゼ」と捉え、自分流「ジンテーゼ」を作る為に使用するのが良いと想う。また、多くの著書を調べて書かれており,出典から、他の意見を探すのに役立った。

読みやすい。
とりあえず単純な筋立てで読みやすい本です。
ただ、この本で読書が終われば悲惨な結果にはなると思います。

表で名前を出すぐらいしかしないのを「紹介している」とは子供の言い掛かりのようにしか思えませんが、
まあ、おかげでオークショットに興味をもち、実際に読んでみるきっかけになり、良かったかもしれません。
オークショットを読んでみれば、どういうことかよくわかりました。
この人の「保守」とはあまりにかけ離れていますし、やはり本場だけあって説得力が違います。
きちんとしたものを読むきっかけになり良かったです。
オークショットの名前が前面に出てきたことに感謝しています。

明治憲法にかんすることでも、やはりきちんとしたものを読むべきでしょうね。
稲田正次さんの諸労作などは、全然レベルが違い比較の対象にさえならないものですね。

まあ、「信者」になるのか、きちんとした思考へのきっかけになるのかは、読み手の問題かもしれません。




保守の入門書
 大学時代、憲法の勉強をしていると、英米憲法と仏独憲法は随分違う、ということを教わる。それは一方はコモン・ローでもう一方は大陸法で・・・という説明がされたりするのだが、まさにそれはその通りなのだが、両者の本質的な違いをもっと端的に分かりやすく解説してくれている本。
 祖先から継承した高貴なる自由=国民の権利に立脚する英米憲法に対し、フランス革命に端を発する「基本的人権」は人間を獣に堕落させるものである、というテーマが分かりやすく説得ある筆致で連綿と説かれている。
 筆者の考えに対しては様々な意見があろうが、ただやはり言えることは、筆者も指摘されておられるように、個々人の理性や一世代の人々の理性には限界があまりにも多すぎる、ということである(女系天皇をめぐる論議など正にそうである)。だからこそ我々は自分達の考えだけで物事を決めてしまう(民主主義・国民主権)のではなく、祖先から継承した様々の「法」(道徳・宗教など)の支配を認めなければならないのである。すなわち、己の力への謙虚な姿勢こそ、保守思想の根本である。
 我が国の誇りと力の復活も、ただ我々が法の支配を我が国に浸透させることができるか、にかかっていると言える。
 まさに保守の入門書であり、我が国を憂える全ての人のみならず、法学部の学生全てに読んでもらいたい本である。

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