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後藤田正晴語り遺したいこと (岩波ブックレット (No.667))

後藤田正晴語り遺したいこと (岩波ブックレット (No.667))
後藤田 正晴
後藤田正晴語り遺したいこと (岩波ブックレット (No.667))
定価: ¥ 504
販売価格: ¥ 504
人気ランキング: 72167位
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発売日: 2005-12
発売元: 岩波書店
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政と官・・・官僚出身だからか?
私は心の中で後藤田氏を尊敬していた。当時は正直言えなかった。言えば罵倒の嵐だったろう。
この方は戦前の教育を受けた方です。今の日本人がだめになったのは、戦後教育のせいだと思っています。(もちろん私も入っています)
戦争も経験し、マイナスからのスタートだった敗戦後。だから氏が憲法問題についても、貴重な一言を残してくれている。
ただ、やはり官出身のせいだろうか。どこかで「官」というものを信じておられるように思える。
私は官はあくまでも政の下にあるものであり、自らが勝手に考え、政を無視して物事を進める事が多々ある事の一点で氏とは意見が違う。
政治家は選挙で落とせる。しかし、官僚は?先般あった某領事館員の自死でも、きちんと政治家に報告していない。
都合の悪い事は総理大臣にでさえ隠す。これでは分担が違うと言われても、国民は納得できないだろう。
いずれにしても日本を支えてきた世代の一人がいなくなってしまった。

Statesman
 現役時代はどちらかというと“カミソリ”と呼ばれこわもてのイメージでしたが、晩年は素晴らしく老成した政治家の印象でした。実はこの人の言葉を活字で読むのは本書が初めてでしたが、加藤周一氏と対談しても全く論理的にそん色なく、また話し言葉を書き言葉に残しても読みづらさのない日本語になっていることに驚きました。これほどの知性を備えている政治家は今の日本にどれだけいるだろうかと思うと、暗澹たる思いに包まれます。しっかりした理念を持ちながら現実にしっかり立ち向かっていた方なのだと思いました。こういう方をStatesmanというのだと思います。

カミソリ後藤田の遺言
戦前戦中内務官僚で、戦後も警察官僚から国会議員と閣僚を歴任した。
戦前の従軍経験や自ら経験を踏まえて日本の現代政治を分析。カミソリと呼ばれた鋭利な知性は高潔な倫理観に支えられたバランス感覚にある。イデオロギーを超えて一目を置かれた後藤田さんの面目躍如たる一面を描き出した対談とインタビューを収める。ブックレットで薄いが内容は実に濃い。政治理論を正統に語りうる日本では稀有の人である。支持政党に関わらず投票権をもつ人は是非読んでおきたい。

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