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軟弱者の戦争論 憲法九条をとことん考えなおしてみました。 (PHP新書)

軟弱者の戦争論 憲法九条をとことん考えなおしてみました。 (PHP新書)
由紀 草一
軟弱者の戦争論 憲法九条をとことん考えなおしてみました。 (PHP新書)
定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
人気ランキング: 193642位
おすすめ度:
発売日: 2006-08-17
発売元: PHP研究所
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

一般庶民の目線で戦争を見る
あくまでも一般庶民の目線で戦争を見ている著者。戦争なんていやだから、空虚すぎる「絶対平和主義」を斬って捨てて、現実的な平和を目指します。

例えば、筆者は「せめて戦争にともなう悪を、出来るだけ少なくするような方途を考えるべき(p118)」といいます。

九条も考え直した方がいいですね。ただ、今の状態だとただアメリカに利用されるだけで、著者の考えるようなものを骨抜きにされる可能性も高そうです。

ともかく、もう一度戦争を考え直してみるにはいい本です。

普通の感覚で考える
 タイトルに軟弱者とあるように、戦争の現場には行きたくないという普通の観点から描かれた本です。
 平易な語り口ですし、難しい哲学者なども出てこないので読みやすいです。
 無論、軟弱者といっても普通のけんかだとか争いには遭遇することもあるもので、
 あくまで地に足のついた考えで述べられた本といえるでしょう。最後のほうにユーゴ空爆の話
がでてきており、実際イラク戦争を批判する人でもユーゴ空爆は支持した人が多いわけで(その後
やっぱりあれはいけなかったと前言撤回した人も多いですが・・・・)
それと比較しながら読み、考えることもできるなかなかの良書です。

視点は面白いが、個々の論理展開がご都合主義的
憲法9条擁護の理論のおかしさを「論証」しているように見えるが、実は個々の論理展開を見るとかなり強引。
語り口が平易なので、さらっと読むと著者の主張についつい納得させられそうになる。
しかしゆっくり読み直すと、論破したい相手の言葉がいつの間にか著者の「解釈」の言葉にすり替えている。

例えば「戦争がない社会が良い」という反戦論者の主張を、いつの間にか「戦争は絶対悪」との主張だ、と著者が言い換える。
そして、その上で「絶対悪なんて言うほど世の中は単純じゃない」として、反戦論者の主張を論破?!する。

著者自身は自分の論理展開の強引さを理解した上で、文章力で誤魔化しているとも思われ、その面ではかなり悪質かもしれない。

ただ新規な視点を提供している部分はあるので☆は二つ。

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